医療保険☆「なんとなく」加入するよりも
その医療保険は、本当に必要?
こんにちは!元お金オンチのFP女優、茂中瑛子です。
今日は、ちょっと保険のお話。
保険って、生命保険に損害保険、皆さんいろいろ加入されてますね。
なぜ加入するか?って考えたことありますか?こんなこと聞くと、
「そりゃ、万が一のための保障を買うためだよ!」って言われちゃいそうですが。
その、万が一の保障って、何でもかんでもかけすぎていませんか?
◇例えば、医療保険
医療保険って、入院や手術をした時に下りる保険。
何か大きな病気をしたり、長期入院のときにはとってもお役立ち。
ですが、いま、入院日数はどんどん短くなっています。
例えばガンになってしまっても、一週間以内に退院させられたり・・あとは通院してください、というのもザラ。
そうなってくると、「入院一日あたり五千円」という医療保険だと、一週間入院しても三万五千円。
手術であと数万円下りたとしても、これって自分で払えるのでは?という金額です。
◇高額療養費請求、ってご存知ですか?
高額療養費とは、一ヶ月の医療費が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
自己負担限度額は上位所得者、一般、低所得者の3つに区分され、それぞれ金額の算出方法が決められています。
一般所得の区分だと、ざっくり月に8〜9万円以上医療費がかかったら、後は国が負担してくれるんです。
◇つまり、医療保険・・いる?
例えば20年間医療保険に加入していたとして、その保険料を計算してみると結構な金額になることでしょう。
でも医療保険の保険料を払い続けたのに、なにかあっても入院日数はごくわずか。
当然保険金も、支払ってきた金額からすれば、大病で長期入院などをしない限りは非常に少ない金額しか下りません。
大病で高額の治療費がかかっても、月の負担額は8~9万円で済む。
こう考えると、じつは医療保険って…いる?となりますね。
◇「万が一」に対応できるように、払い損にならないように
思い出してください。保険は「万が一のときのため」かけるんですよね。
例えば、ガンや三大疾病になってしまったらどうでしょうか。
治療費は人によってピンキリですが、一般的には入院が長引いたり、治療費が高額になってしまったり、先進医療などの保険が効かない治療を受けなければいけなかったり。
これって、「万が一のとき」に当てはまるんじゃないでしょうか。
といういことは、ちょっとした怪我や短期入院に備えるためではなく、
ガンや三大疾病などの、いくらかかるか分からないようなことに対して保険をかけておくべきなんですね。
医療保険には先進医療の特約を付加できますので、例えば入院などの保障は最小限に。
三大疾病やガンのみ、手厚く保障されるようなものに加入されておいたほうが医療保険としての効果は絶大です。
「みんな加入してるから」
「みんなと同じように、内容もなんとなくこれでいいか」
という医療保険の入り方よりも。
いくら払うことになるのか、それに対してどのくらい支払われるのか、その確率は、費用対効果は?
なんてこともちょっと考えて加入すれば。
「お守りがわり」に「なんとなく」加入している医療保険も、
「万が一にしっかり対応してくれる」「払い損になりにくい」実のある保険になるかもしれませんね☆
今日も明日も私らしく☆素敵な一日をお過ごしくださいね。ではまた。
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